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NCGMをご支援いただいているすべての皆さまへ ~令和7年4月1日「国立健康危機管理研究機構 JIHS」創設を控えて~

令和6年(2024年)10月18日
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
理事長 國土 典宏

令和7年4月1日の「国立健康危機管理研究機構 JIHS」発足まで、半年を切り、165日となりました。さて、私こと去る8月27日に「国立健康危機管理研究機構の理事長になるべき者」に指名されました。改めまして、NCGMをご支援いただいているすべての皆様に、ご挨拶申し上げます。

昨年、令和5年5月31日に「国立健康危機管理研究機構法案」が成立し、6月7日に公布されました。また、本年4月9日に開催された第4回国立健康危機管理研究機構準備委員会において、「国立健康危機管理研究機構の創設に向けて~感染症に不安を抱くことのない社会の実現~」が取りまとめられ、「JIHS」の創設が、令和7年4月1日に決定いたしました。

「JIHS」は、「感染症に不安を抱くことのない社会の実現」のために、「感染症総合サイエンスセンター」として、次のパンデミックを見据えた感染症危機管理体制の構築を目指すことと、その実現のために、感染症の情報収集・分析・リスク評価機能、研究・開発、そして臨床面において世界トップレベルの組織を目指すことが期待されています。

一方、「JIHS」には日本有数の臨床機能を持つ二つの総合病院があり、また、感染症に限らない研究プロジェクトや、看護人材の育成、国際協力や公衆衛生などに携っている多様なバックグラウンドを持つ職員がいます。「JIHS」は、まさに、様々な健康危機から国民を守ることのできる総合医療研究機関であり、その役割を担いうる人材がいる組織であるということに他なりません。新機構創設後もこれらの役割は引き継がれます。

「JIHS」の礎となる「NIID国立感染症研究所」および「NCGM国立国際医療研究センター」2つの組織は、これまで成し遂げてきたことに誇りを持ち、166日後に控えた「JIHS」の発足を見据え、与えられたミッションを粛々と遂行してまいります。

私も、「JIHS」の理事長予定者、我が国の健康危機管理対応を担う組織のかじ取り役として、その責任の重さを常に念頭に置き、統合までの準備、統合後の組織運営にあたってまいりたいと思います。